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知らなきゃ恥ずかしい。今さら人に聞けない【冠婚葬祭の基本マナー】を知ろう!

「冠婚葬祭」とは私たちの人生において、必ず訪れる節目節目の儀式であり区切りの意味があります。自分が主体のものもあれば、親類や友人・職場の人などに対するものも。要約するとお祝いなどをされる側とする側という違いがあります。
冠婚葬祭には、服装や挨拶など独特の決まりやマナーがあるので、きちんと学んでおきましょう。常識の範囲内のものもあれば、普段は馴染みがないような独自のマナーがあるので注意が必要です。

予め冠婚葬祭のマナーを身に付けるために、マナーの本や百科事典で勉強する方もいるはず。今回は冠婚葬祭のマナーについて基本的なものをいくつかピックアップしました。結婚式のマナーとは?香典の場合は?のし袋の使い方は?などの疑問を元にご紹介していきますので、今後の参考にしてみてくださいね。

「冠婚葬祭」とは人生のどんなセレモニーのことなの?基本を知っておこう

結婚式を挙げるカップル

「冠婚葬祭」と聞いてどのようなことが思い浮かびますか?
現代において「冠婚葬祭」とは、一般的な慶弔行事のことです。しかし、その元々の冠婚葬祭の意味を見てみると、元服・婚礼・葬儀・祖先に対する祭礼などの4つの儀式を表しています。

近年では、お祝いごとの種類も多くなっています。例えば、婚礼を表す結婚以外にも出産や子供の成長のお祝い、還暦など年齢の節目のお祝い、昇進・昇格の祝い、退職祝いなどさまざまあります。



冠婚葬祭のマナー(1)結婚式・披露宴での基本マナーを知ろう♡

披露宴の会場の様子

友人や親類の結婚式や披露宴にお呼ばれされる、という機会が時折ありますね。また披露宴の後の二次会パーティなどにも出席する、という方も多いのではないでしょうか。
ここではお祝い事の一つである、結婚式・披露宴に招待された側のマナーについて、解説していきます。

■服装について
・自分が主賓の場合:正礼装が望ましいです。
正礼装とは男性は「モーニングコート」「テールコート(燕尾服)」。
女性は「振袖(未婚の場合)」「色留袖(既婚の場合)」または「アフタヌーンドレス」「イブニングドレス」などです。

・自分が来賓の場合:
男性は準礼服の「ディレクターズスーツ(昼間)」「タキシード(夜間)」。
女性の場合、和装では「訪問着」「色無地」、洋装では肌の露出が少ない「アフタヌーンドレス」、夜間は「カクテルドレス」「イブニングドレス」などです。

・友人や同僚などから招待された場合:
男性の場合は「ブラックスーツ」で白のワイシャツ、銀色か白と黒のストライプのネクタイ。女性の場合は、和装では訪問着、付け下げ。洋装では肌の露出が少ない「アフタヌーンドレス」「ワンピース」、夜は「イブニングドレス」です。色合いは明るい色が好ましいとされていますが、全身白はNGです。

さらに、男女ともに冬の場合は、コート類を会場まで着ていくことになりますが、式や披露宴の会場内には持ち込まず、受付のクロークに必ず預けるようにしましょう。
また、招待状に「服装はあまり堅苦しくなく気にせずにお越しください」と書かれていた場合は、略装で出席しましょう。男性の場合はダークスーツ、女性はスーツやワンピースで大丈夫でしょう。

■披露宴での祝辞(お祝いの言葉)を述べる際の注意事項
披露宴では友人や後輩などに祝辞を述べるように頼まれることもあります。この時に気を付けたいことをご紹介します。
まず使用するべきでない言葉についてですが、「切れる」「離れる」「終わる」などの別離を連想させるような言葉はNGですので、使わないようにしましょう。

このことから、ケーキを切るときには「ケーキ入刀」、披露宴を終えるときには「宴のお開き」という言葉が使われますので、スピーチ以外でも当日の言葉使いには気を付けましょう。

冠婚葬祭のマナー(2)お通夜・葬儀(告別式)での基本マナーを知ろう

白いバラのハート型リース

人が亡くなったときには、お通夜や告別式(葬儀)に出席することになりますが、弔事に関しての基本マナーについて、ここでご紹介していきます。

■不祝儀袋について
不祝儀袋は通夜か告別式のどちらかに持参します。また、不祝儀袋(のし袋)の表書きの書き方は、宗教によって書き方が違ってきます。「御霊前」と書くと宗教を問わずに使うことができます。仏式の場合は「御香典」「御香料」「御霊前」などを使用します。

なお「御仏前」という書き方ですが、四十九日以降の法事に出席するときに用いますので、覚えておきましょう。

■御通夜葬儀・告別式でのマナー
お悔みの言葉については、手短かにかつ心を込めたものにしましょう。忌み言葉は使用しないようにします。
また、会場では大きい声やはしゃぐような声を避けて、静かな落ち着きのある口調で話しかけることが必要です。久しぶりに会う人が会場にいて顔を合わせる場合でも、明るい声や笑顔などは避けるようにし、静かに挨拶しましょう。

遺族に声を掛ける場合は「このたびは御愁傷さまです」「この度は突然の出来事で大変でございましたね」などの言葉を一礼してから述べます。また、軽く黙礼だけでも良いでしょう。

冠婚葬祭のマナー(3)知っておきたい「のし袋」の知識をご紹介

風呂敷の上に置いたのし袋

のし袋はお祝い事などの祝事や葬儀などの弔事で、金銭を贈呈するときに入れるための袋のことを指します。その構造は内側の和紙で作られた袋と、表側の紙を重ねた熨斗(のし)、袋をまとめて結ぶ「水引」で構成されています。

またその呼び方は用途によって変わります。お祝い事では「祝儀袋」、葬儀などの場合には「香典袋」「不祝儀袋」などとも呼ばれます。

■水引の結び方の違い
「結びきり」は結婚やお悔みごとなどの、二度と繰り返してはいけないという事に使用します。これは“結び方が一度結ぶとほどけない”という所から由来しています。
「蝶結び」は、何度繰り返しても嬉しいという意味から、一般的なお祝いごとに対して用いられます。

■熨斗(のし)袋の包み方の違い
熨斗袋は水引の結び方だけでなく、包むときの順番(たたみ方)にもマナーがあります。
結婚などの慶事の場合は、中の包みを紙を中央に置き、のし袋は左・右の順で折ります。そして下側が上に来るようにかぶせてたたみます。これは喜ばしい事で上昇を表すことからの習慣です。

一方のお葬式などの弔事においては、この逆になります。中包みの紙をのし紙の中央に置き右・左の順で折りたたみます。上側が一番上にくるように折ります。悲しいことを表すように、紙の向きが下側になるようにします。


今回は冠婚葬祭をテーマに、基本的なマナーをご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。冠婚葬祭は私たちの生活の中で、欠かせないイベントであり儀式です。お祝い事もあれば、悲しい儀式もあります。事前に準備しておけるものもあれば、弔事など突然起こる出来事の儀式もあります。大切なことは、このような時に慌てずに対応できる知識があるかどうかということではないでしょうか。

親しい間柄の人にもけじめとしてのマナーや礼儀は、大人としては必要になってきます。マナー違反の行動や挨拶などをしてしまうと、自分自身だけでなく周りにも迷惑をかけたり、嫌な気分にさせてしまうことになります。日頃から、日本独特のこの冠婚葬祭というセレモニーについて勉強しておき、基本の知識とマナーを身に付けておきましょう。