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2018年の秋にオススメしたい本7選!「読書の秋」の由来も!

季節の中でも秋は、いろいろなことにチャレンジしたり、じっくり物事に取り組むのに適していると言われています。例えば「芸術の秋」「スポーツの秋」「食欲の秋」、そして「読書の秋」などよく耳にしますよね。この中の「読書の秋」という言葉について考えると、いくつか疑問が出てきます。何月が読書の秋なのか、そしてその言葉の由来はどのようなものなのか、いつからこれが認識されているのか、などが挙げられます。

今回はこれらの疑問について詳しく解説していきます。同時に、読書の秋にオススメしたい2018年の話題本をご紹介していきます。ぜひこの秋に読書をしてみたい、と考えている人は参考にしてみて下さいね。

「読書の秋」はいつ頃から始まったの?その言葉の由来も知ろう

コーヒーを飲みながら読書をする女性

昔から「読書の秋」「食欲の秋」「スポーツの秋」などと言われていますが、この言葉はどこからきていて、いつから使われるようになったのかについて知っていますか?全て違うジャンルや事柄についての内容ですが、全て“秋”がいいという表現なっているのは何故なのでしょうか。

■気候が読書に適していることからの由来
日本の夏は高温多湿で夜になっても寝苦しい日が多いですよね。そのような夏は、集中して読書をしたり研究をするには不適切であると言われています。一方気候が涼しくなる秋の夜は、読書をするのにピッタリであると言われてきました。気温にすると18度前後が最適とのことです。

春から夏にかけては梅雨の時期なため、蒸し暑くて読書には向かず、よって秋が最適だということから「読書の秋」と言われるようになった、という説があります。


■古代中国の誌が元になっているという説
西暦700年代の古代中国の詩人が詠んだ詩が元になっている、という説もあります。中国の詩人の韓愈は「灯火親しむべし」という詩を詠みました。この意味は「秋の夜は涼しくて過ごしやすいので、灯りを灯して読書をするべきだ」です。

そして、日本においては作家の夏目漱石が、小説の「三四郎」でこの詩について取り上げています。このあたりから一気に日本に「読書の秋」という言葉の認識が広まったと言われています。

2018年のベストセラー本(1)おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典

あまり知られることのなかった「動物たちの残念!」な一面に焦点を当てた人気の本です。この地球上には、すごい能力を持った生き物がたくさんいます。しかし、それはなぜなのだろう?というくらいに、残念な要素を持った不思議で愛くるしい生き物もいるのです。

この本ではそのような「なぜか残念と位置付けられてしまった122種類の生き物」を紹介しています。最初から順番に読まなくても、どのページからでも面白くためになります。そして時にはクスッと笑ってしまうような特徴の生き物たちを紹介している本です。シリーズものが数種類でていますので、ぜひチェックしてみてください。

おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典

¥972

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2018年のベストセラー本(2)おらおらでひとりいぐも

主婦から小説家になり、63歳の史上最年長で文藝賞(第154回)を受賞した作品。第158回芥川章も受賞しています。この小説は、今話題の「玄冬小説」の作品で、新たに老いと共に生きることをリアルな視点から自然体で描かれた作品です。

「玄冬小説」とは、青春小説とは逆のジャンルに位置するもので、歳をとることの良さや自分のあるがままを受け入れる、ということなどを表現した小説のこと。一人暮らしをしている74歳の主人公の桃子さんは、若きし頃に上野駅に降り立ってから早くも50年。その後家族を持ち月日が過ぎて、現在は一人で暮らしています。悲しみの後に桃子さんがたどり着いたのは?

東北弁の言葉で綴られた、温かい文章がより一層心に染み渡る作品です。

おらおらでひとりいぐも

¥1,296

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2018年のベストセラー本(3)大家さんと僕

お笑い芸人のカラテカ 矢部太郎さんによる執筆作品で、第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞した作品です。計71万部以上の売上を記録し、現在も更新中という話題のエッセイ本。

カラテカの矢部さんと87歳の大家さん(女性)とのほのぼのとした交流を描いた、コミックエッセイのエピソードに日本中がほっこりとさせられる不思議な魅力の本。SNSなどでも話題になっている作品で、各種メディアでも続々と紹介されています。

新潮社「大家さんと僕」

¥1,080

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2018年のベストセラー本(4)小学館「九十歳。何がめでたい」

女性週刊誌の女性セブンに2016年までの約1年間に渡り連載された人気のエッセイ。加筆と修正を加えて出版された待望の単行本です。92年間生きてきた著者に次々と起こる日常の出来事や怒り、体の故障や不調などを嘆きつつも、時には笑いも誘う絶妙なエッセイです。

今の時代の若者たちに対しての苦言をただ述べるだけでなく、悩める人たちに叱咤激励としながら温かく見守る文章に思わず引き込まれること間違いなしです。

小学館「九十歳。何がめでたい」

¥1,296

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2018年のベストセラー本(5)新潮新書「妻に捧げた1778話」

テレビ番組の「アメトーーク!」の企画で、読書芸人というコーナーがあり、本好きの芸人が推薦する本を番組で紹介してきました。ここで話題に出された本は、後日売上を伸ばすというくらいに影響を持っています。

今回ご紹介する、眉村卓の「妻に捧げた1778話」は、2017年11月にカズレーザーさんが番組内で紹介した本で、彼がとても感動して思わず泣いてしまったという感想を述べていました。この本自体は2004年に発売されたものですが、ここでカズレーザーさんが取り上げたことで、番組放送以降もぐんぐん売上を伸ばしています。

この本の概要は、余命一年と宣告された妻のために、小説家の夫が毎日一篇の話を書いて行くという約束をして実行していきます。妻のために書かれた話はトータル1778篇にも及びました。この中から選抜した19篇と、妻の闘病生活、また数十年にわたる結婚生活のエピソードを載せたエッセイ本です。

新潮新書「妻に捧げた1778話」

¥734

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2018年のベストセラー本(6)ハヤカワepi文庫「日の名残り」

著者のイシグロカズオさんは、日本人の両親のもとで長崎に生まれて、後に渡英し日本とイギリスの両方の文化をバックグラウンドにしながら育ちます。日本にルーツを持つ人物がノーベル文学賞を受賞したということで、大変話題になりました。

この「日の名残り」は失いつつあるイギリスの伝統的な風景や文化・習慣などを描き、世界中に感動を呼び起こした作品です。1989年にはイギリスの最高峰の文学賞のブッカー賞を受賞しました。美しい田園風景を背景に、長年の執事の思い出や、女中の思い出、ダーリントン卿への尊敬の念などが美しく描かれた作品です。

ハヤカワepi文庫「日の名残り」

¥821

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2018年のベストセラー本(7)文春文庫「羊と鋼の森」

「羊と鋼の森」は2016年の本屋大賞を受賞し、第154回直木賞の候補にもなったほか、数々の賞を受賞した作品です。そのストーリーは、高校生の時に、偶然巡り合ったピアノ調教師の板鳥に影響されて、それ以降ピアノの調教に魅せられていく青年の成長を描いた作品です。

先輩や恩師との交流の中で、青年が成長する姿を温かく綴っています。この作品は2018年6月に映画化されました。俳優陣は、山崎賢人さん、三浦友和さん、鈴木亮平さんという豪華なキャストが演じ、感動作に仕上がっています。

文春文庫「羊と鋼の森」

¥702

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今回は「読書の秋」という言葉に焦点を当てて解説してきましたがいかがでしたでしょうか。何気なく使っている「読書の秋」という言葉の由来や、いつ頃から広まったのか、など普段はあまり考えないことかもしれませんが、背景として知っておくとマメ知識として使えるかもしれませんね。

そして2018年の秋にオススメしたい書籍7選もピックアップしました。読書はしたいけれども、自分で探すことはまだしていないという場合、ぜひこのオススメ集を参考にして、読書の秋を満喫してみてくださいね。