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10代で起業するには?
最近では、10代で起業する若手経営者が増えてきていますよね。10代で起業することは不可能ではありません。
未成年者では取得できない資格が必要な業種などでなければ、十分に独立開業できます。
社長になること自体に資格が必要な訳ではないので、年齢に関係なく会社を設立することができるのです。
世の中の流れとして10代で起業はしやすくなったものの、会社設立には資本金、登記費用など“一定の起業資金”が必要となり、最低でも約30万円が掛かります。
10代のうちは銀行からの融資が受けられないこともネックです。
このため、起業時に親や親戚などから資金援助を受けながら、会社を立ち上げるケースがほとんどといえます。
そもそも、10代が発起人=株主になるためには、保護者(親権者)の同意が不可欠。
親に発起人の1人になってもらい、手続きを進めやすくするというのもひとつの手です。
クラウドファンディングを有効活用しよう!
でも親にお金を借りることはできない…そんな方におすすめしたいのがクラウドファンディング。
日本最大級として有名なCAMPFIREや、購入型クラウドファンディングのCOUNTDOWN、10代にも人気のMakuake、Readyforなど様々なウェブサイトが若い世代の資金調達をサポートしています。
20代以上が寄付を募っているとなると、銀行がGOサインを出さないビジネスプランに投資するものだとして支援を敬遠する方も少なくありません。
しかし、10代が寄付を募るとまず年齢だけでインパクトがあり、企画内容によっては強い興味を引くことができます。
もちろん、しっかりと現実味のある道筋を示すことは重要なので、十分に計画した上で募集を始めて下さいね。
クラウドファンディング以外にも、ビジネスアイディアコンテストに応募する、自治体の補助金・助成金制度を活用するといった手段があります。
お金の問題で夢を諦めるのはもったいないこと。色々な方法を試してみましょう!
10代で起業した日本人の先輩たち
10代で起業し、事業を成功させている先輩はたくさんいます。
彼・彼女らの生き方を参考にしてみては?やる気も湧いてくるはずです!
10代で起業した社長①椎木 里佳(しいき りか)
Photo Credit: Instagram
株式会社AMFを15歳で設立し、“女子高生社長”として話題を呼んだ椎木 里佳さん。
社名は「すべての事に感謝(Appreciation)する」、「誰に対しても謙虚(Modesty)でいる」、「ささいな事に対しても全力(Full-power)でやる」の頭文字を取ったもの。
女子中高生のトレンドをリサーチし、「かわいいを社会に発信」をテーマにアプリ開発などのメディア事業や女子中高生をターゲットにした商品やブランドのプロデュース事業を行っています。
これまでに女子中高生向けサイト『JCJK総研』やスマホアプリ『JKめざまし』を制作しました。
また、Forbes ASIAが主催する『30 UNDER 30』という、世界各国から「30歳以下の世界が注目すべき30人」を選出する賞を、大学1年生だった2016年に獲得しています。
10代で起業した社長②三上 洋一郎(みかみ よういちろう)
Photo Credit: Twitter
中学2年生で学生団体GNEXを結成した三上 洋一郎さん。
その約5ヵ月後に、国内ベンチャーキャピタルのサムライインキュベート社と一橋大学が共催した学生ビジネスコンテストにて、審査員特別賞を受賞。
ここで出資確約を獲得し、翌年には15歳にして株式会社GNEXを設立しました。
高校1年生の末に、留学や会社の事業運営などのため高校を中退。高卒認定試験に合格して大学進学するという経歴の持ち主です。
ウェブサイトの画像を圧縮してダウンロード可能な『ZIPPERな俺』や、中高生や大学生に向けたクラウドファンディングサービス『BridgeCamp』などを展開しました。
株式投資はなんと小学3年生から行っているとのこと。
10代で起業した社長③村上 太一(むらかみ たいち)
Photo Credit: LIVESENSE
2005年に早稲田大学政治経済学部1年次に大学のビジネスプランコンテストで優勝し、翌年には20歳で株式会社リブセンスを設立した村上 太一さん。
社名の由来にもなった「リブセンス(=生きる意味)」については、曾祖母を亡くした幼稚園生の頃から考えているのだそう。
12歳の頃に「将来は社長になる」と決意し、17歳で簿記検定2級を取得、情報処理技術者試験にも合格しています。
株式会社リブセンスは25歳で東証マザーズに株式上場、26歳で東証一部に上場し、どちらも史上最年少での上場記録となりました。
アルバイト求人サイトの『ジョブセンス』を運営していることで有名です。
10代で起業した社長④角南 萌(すなみ もえ)
Photo Credit: CNET Japan
2014年、15歳という若さで自身が設立したIT会社の代表取締役に就任した角南 萌さん。
その2年前にはD2Cによる中高生を対象にしたアプリ開発コンテスト『アプリ甲子園2012』で、中学2年生にして1位を勝ち取りました。
優勝作品『見えるプレゼンタイマー』は5万ダウンロードを突破し、“スーパー女子中学生エンジニア”と評判に。
ほかに『Sparkwall』という中高生の授業共有サービスを考案し、同サービスを手掛ける会社Wayveを設立しました。
社名は波を起こす、影響を与えるという意味の英語「making wave」と、会社が一歩ずつ前に進んでいけるようにとの願いを込めた「way」を掛け合わせたもの。
父親の仕事の関係により、アメリカと日本の両方の学校に通った経験も事業に活かされているようです
10代で起業した社長⑤谷口 怜央(たにぐち れお)
Photo Credit: Twitter
怪我により、中学時代に1年間の車いす生活を送ったことをきっかけに、起業への道を歩み出した谷口 怜央さん。
キューバの革命家チェ・ゲバラの影響を受けたこともあり、高校の夏休みに単身セネガルに渡ったり、日本ではホームレスの方200人と友達になりカフェを運営するなどして、貧困問題に取り組みました。
また、「どうすれば世の中の人々が見て見ぬふりをしてしまう仕組みを変えられるか」という思いから、企業経営者などに自らアポを取り、ヒッチハイクをしながら1か月間掛けて話を聞いたそうです。
そこで出会ったベンチャー企業でインターンするために、高校を休学して上京。
2017年、18歳の時に 1日単位でアルバイトを雇える・探せる求人アプリ『ワクラク』を提供する、Wakrak株式会社を設立しました。
2019年には前述のForbes ASIAが主催する『30 UNDER 30』に選出されています。
10代で起業する夢、叶えたくなりましたか?
起業家の先輩たちは高校を中退して事業に注力したり、企業のインターンに参加したりと、10代にしてすごい行動力ですよね!
ビジネスアイディアコンテストで優勝することは難しいですが、自らアポを取って企業経営者の話を聞いて回ることはあなたにでもできることです。
今のうちにやれることをやってみましょう!超十代はみなさんの夢を応援しています。