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ファッション・ビューティー業界でもよく耳にする、「サステナブル」というワード。
気にはなっていたけれど、正直どう実践すればよいか分からない…という子もいるのでは?
今回は株式会社アイ・エヌ・ジーによる、【高校生のSDGs(持続可能な開発目標)に関する認知・行動調査2021】をご紹介します!
みんながどんな意識を持ってどんな行動をしているのか知って、自分のこれからの参考にしてみましょ♡
出典:国際連合広報センター
高校生のSDGsに関する認知・行動調査2021が発表されました!
「サステナブル」が一大トレンドから、当たり前の大切な価値観として定着してきた昨今。
SDGs(持続可能な開発目標)を身近に感じる機会は多くなってきています!
たとえば、マイボトルの推奨、紙アンケートの廃止、会員登録時やアンケートの性別回答欄に“その他”が設けられる、などですね。
ファッションでいえば、本革の代わりにエコレザーを利用する、リアルファーの代わりにエコファーを利用する、リサイクル素材を利用する。
コスメでいえば、フェアトレードを行う、動物実験は行わない、オーガニック原料を使用する、などが挙げられます♡
企業や個人それぞれの立場で、SDGsの達成に向けた取り組みが加速しているなか、高校生がどのような関心を持って意識、行動しているのか調査結果をランキング形式で発表、解説します!
Q1 SDGsを知っている?
- なんとなく知っている 38.0%
- よく知ってる 30.0%
- 聞いたことがある 18.0%
- 知らない 14.0%
SDGsについて「なんとなく知っている(38.0%)」が最も多く、「よく知っている(30.0%)」、「聞いたことがある(18.0%)」「知らない(14.0%)」と続きました♡
「知らない」以外を合計すると、高校生のSDGsへの認知率は86.0%となり、主に学校の授業での取り組みがSDGsを認識するきっかけとなっているようです。
Q2 SDGsの「社会」・「経済」・「環境」3分野で一番関心が高い分野は?
- 環境 58.0%
- 社会 29.0%
- 経済 13.0%
「社会」「経済」「環境」の3分野においては、資源・気候変動問題などを含む「環境(58.0%)」が過半数を超えて最も関心が高い結果となりました!
続いて、貧困・飢餓・健康福祉・教育、ジェンダー・水・エネルギーなどを含む「社会(29.0%)」、最後に雇用・格差・経済成長・生活インフラなどを含む「経済(13.0%)」となっています。
「エコフレンドリー」というワード、そして環境に配慮したライフスタイルも定着しつつありますよね♩
Q3 SDGs17つの目標で関心がある目標は?
〈上位1~10位〉
高校生から最も関心の高かった目標1位は「ジェンダー平等を実現しよう(51.0%)」で、およそ半数の票を集めました!
Z世代の人気インフルエンサーTop10常連の「橘花ばう(くろがねのあ)」、「とうあ(ウチら3姉妹)」、「聖秋流」といった、LGBTだけでなくジェンダーニュートラルを公言しているインフルエンサーが身近に活躍していることが背景にあり、昨今を象徴する結果となりました♡
また、上位にランクインした目標には社会分野に関するテーマが多く並び、社会に対する関心が高いことが伺えます。
Q4 SDGsへの取り組みはどんなグループで何を行っている?
- 学校で行っている 44.0%
- 特に行っていない 41.0%
- 個人で行っている 10.0%
- 家族で行っている 3.0%
- 中学校で行っていた 1.0%/友達と行っている 1.0%
SDGsへの取り組みを行っている高校生は全体で59.0%!
認知者数に対して行動率は68.6%とやや高い結果になりました♡
高校生が実際に取り組んでいる内容の中で多く挙げられたのは、“学校の授業や課題での発表”や“SNS発信”。
個人での取り組みとしては、“マイバッグやマイボトルの使用”が人気なようです。
中には、SDGsに取り組む団体に1人で参加する積極的な高校生もおり、5割以上の学生が授業を交えなんらかの取り組みを行っています♩
Q5 街や企業や誰かのSDGsへの取り組みで面白いまたは素敵だなと思った取り組みは?
〈上位1~5位〉
- レジ袋の有料化 9.0%
- RE.UNIQLO(ユニクロの洋服リサイクルボックス) 5.0 %
- マイバッグの持参 4.0%
- 性別記入欄に『男』と『女』以外の回答ができること 3.0%/カップヌードル DO IT NOW!(日清食品カップヌードル蓋止めシールの廃止) 3.0%
SDGsへの取り組みで面白いまたは素敵だなと思った取り組みには、「レジ袋の有料化(9.0%)」が最も多く挙げられました。
スーパーマーケットだけでなくコンビニでも有料化されたことは、ティーンの環境に対する心持ちに大きな変化をもたらしたのではないでしょうか♩
企業の取り組みでは「RE.UNIQLO(ユニクロ 洋服リサイクルボックス)(5.0%)」や「カップヌードル蓋止めシールの廃止(日清食品「カップヌードル DO IT NOW!」プロジェクト )(3.0%)」など、身近な企業の取り組みが上位に入りました。
Q6 前身のMDGsは知っていた?
- 知らない 72.0%
- 聞いたことはある 15.0%
- なんとなく知っている 11.0%
- よく知ってる 2.0%
前身のMDGs(ミレニアム開発目標)については、「知らない(72.0%)」が最も多く、「聞いたことはある(15.0%)」、「なんとなく知っている(11.0%)」、「よく知っている(2.0%)」と続きました。
MDGsは2001年にまとめられた2015年までの国際目標です。
『MDGs報告2015』では、「極度の貧困をあと一世代でこの世からなくせるところまで来た」「MDGsは歴史上最も成功した貧困撲滅運動になった」との成果が報告されています♡
ただし、貧困層と富裕層間、都市部と農村部間などの格差は未だに広がっており、深刻な格差の問題と貧困層や脆弱な人々が依然置き去りになっている状況も指摘されているんです。
MDGsでも解決しきれなかった課題や、次々と新たに発生する環境問題や社会課題に対して対応するために、SDGsが誕生した訳ですね!
高校生でもSDGsに貢献できる♡私たちにできることは?
出典:ベネッセ教育総合研究所
ベネッセ教育総合研究所の学び場ラボで行われたワークショップでは、このような意見が挙がったようです!
「紙ストローを使う」
「着なくなった洋服を、フリーマーケットなどを利用してリサイクルする」
「制服のリサイクルをする」
「紙の裏を利用する」
「校内で使用した紙を再生したり、オンライン化したりできると良いと思う」
「校内でマイボトルに飲料を補充できる装置を設置する」
「使い捨て電池をなくす」
などなど♡
ちょっとしたアイディアで、ひとりひとりがSDGsに貢献していくことができそうですね。
今や、先生より高校生の方がサステナブルへの関心が高いかも?!
みんなで、地球環境・動植物・あらゆる人々に優しい世の中を目指していきましょ♩